2014-01-04 遠い桟橋 逢いたくて逢わないでいる冬の岸 あるくには歩いてきたが雨やどり あさっての遠い桟橋きのう見た 線路から離れて見たが何もない 朝露に閉じ込められた蟻のうた 駆けることできない今は這い廻る 蝸牛のようだと云って僕は行く 先を往く誰もが通る疵がある 延びしろの意外と広く果てがない のりかえの駅は終着駅じゃない