たれこめる雲気の濃さに年渡し 後ろ髪引いてきわまる除夜の数 大年に割り込む支那の横車 酒かすを炙れば過ぎた日々のこと 逝く年の歯車噛んで離れたり 潮騒にふと逆光の波がしら 声にして笑うことなき年の暮 逝く年のホームが動き出す景色 風たちのスローモ…

降りてくる雪の気配は雲の色 野ボタンの雪に死にたる記憶起つ 寛いで晦日送る句をつくり 入相の鐘も待たずに日の暮れぬ ひとしぼり降れよと願ふ年の暮 進歩派を気取るマスコミ過去世あり マスコミの見識立てぬごみのネタ 煽っても見苦しさばかりが目立つ ヒ…

つきあうと犬にも疲れある様子 あだばなにお久しぶりと顔だされ はだか眼に映る金星よんならび 廃棄物ハングル文字で流れ着く わが磨く匙の暗みに細る月 裡の川はみ出している股のそと ひとつづつ檸檬を齧る春風に 干渉の度合おもたき冬社 冬来る死者のため…

認知症リスクはあるが歯を磨く 噛むことのいろいろすでに時遅し 冬風を蹴散らすように生きたいよ ご利益の叶おうなんて思えない 守られているとの思いかみほとけ 万能や無限大など望まない 月並みの人生でよい個人主義 人生のハザードランプ点滅す コワレモ…

戦犯と無名戦士に差別なし 戦勝の国に戦犯なかりしか 地位協定憲法変えて切り替える 日米の地位憲法に縛られる １時事 アメリカの無人機庭を飛び回る １川柳道・無 ゴーギャンとゴッホの月と六ペンス １印象吟 寒柝の今年は来ない思ってた デッサンに揺らぐ…

ひたむきに生きて形のない時間 １笑い メガバンク筆頭株主支那の貌 １時事 密封の世界を暴く温暖化 １新鋭・密封 瓶の中酸素のいらぬ小宇宙 １新鋭・密封 雨だれの刹那のうちの物理学 １笑い まがこともよごとも一言神のあり 洞察のひとこと闇を押し開く １…

毒になる酒金女以外なら １→３前 持て余す暇を売りたい気分です １→３前 ためらわず挑んでいようこの今を 人生は偶然という肝試し 関節はふくらみ骨はまがってる こきこんと骨一本のやわらかさ 春風になって世間わたりたい 腰のない大阪うどんの心地よさ 性…

満ち潮に時間の形くずされて ストローで吸い込んでゆく波の愚痴 指先の視覚聴覚雲を抱く 壁の疵にじみでる過去波の痕 割り込んで嵌め込まれてるMy居場所 拾われた過去と捨てゆく明日の絵 しゃぼん玉その中の君に逢いたい とれたての青空冬のまなかいに いさ…

割らないとギクシャクになる身体 独りしか居ない世界はありえない なにがしか繋がっているそう思う 詰まってみてひとのことばが身に染みて 何よりも飛び出してみて見えること 捨てたものその大きさがわかりだす 拾うこと拾われること塞ノ神 今どこにいるかわ…

たとえ、エアコンで上方から熱風をおろしていても、少しづつ部屋は温もるかもしれないが、手先は冷たい。もう一時間半も動かしているのに、体も温もっていないのだ。 血統は母系なりけるわが家です 祖父の血の縁（えにし）の母に到り来て 氏の名を継ぐものと…

黝（あおぐろ）い雪ふりやまぬ北の浜 人間に無力を強いる雪の貌 さっぱりと綺麗というか被災帯 はばからず理解を拒む市民たち 不理解の遡源（そげん）は被災地を撃つか 震源の傍にいて呼ぶ不開門 干拓地おまけなりなり治水策 アメリカのプレゼン維持の弥縫策…

長らくのご無沙汰でした。実に、２３日というブランクをどうしましょう。実は、ノートパソコンの上にコーヒーをこの馬鹿がこぼしてしまいまして、結論から申しまして廃棄処分の上、新品に買い替えるということに相成りました。季節は、クリスマスも近づき、…