[兵站戦線2673]

homefrontとは「銃後」という意味で、あえていえば「兵站」と云いましょうか。小島祝平氏曰く、川柳は正直に詠む。ええ恰好しよ、思うのは川柳やない。川柳のいのちは、真実(ほんま)や、ほんまのところにユーモアが出る。うそはあかん。短歌ブログ;http://ameblo.jp/oyajipoem 俳句ブログ;http://blog.livedoor.jp/kigai_bow/

遠澄みの心のひだに青霞み

遠澄みの心のひだに青霞み



白ボケる額のために幕を引く



黄の薔薇や男の世界趣味じゃない



それだけの結果平等穴の底



どれだけの成果配分ひとり勝ち





蚕豆の花たちどまり雲仰ぐ



聞かせよう寝物語を花曇り



あなたも風になつてゐた春夕焼



冬構え解かれて木瓜の花に逢う



桜木の畑打つひとは訥々と





土曜日のひんやりとしたビルの陰振込終えてぼんやり歩く



はつとして右手の後ろバス停まる信号横にバイク割り込む



雨あがりボサノバの似合う街かど乾いた道の信号変わる



西脇病院の桜満開すただただみとれ時計を覗く



だらだらと下る坂道傍らにつつじつぼみを膨らませてをり

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