煮える言葉を使い切る
腐れあう灯ともし頃のキスの味
手枕に哲学の本読みふける
物に憑く百歳からの神となる
蚊は叩け夏の戦の前哨戦
花の暮れ満ち干る波を歩いてる
花の陣煮える言葉を使い切る
緑葉の色着けてゆく春時雨
残る鴨心にゐつく汝れの声
天雲の別れの風に北帰行
引き寄せて言いたい台詞ふたつほど
腐れあう灯ともし頃のキスの味
手枕に哲学の本読みふける
物に憑く百歳からの神となる
蚊は叩け夏の戦の前哨戦
花の暮れ満ち干る波を歩いてる
花の陣煮える言葉を使い切る
緑葉の色着けてゆく春時雨
残る鴨心にゐつく汝れの声
天雲の別れの風に北帰行
引き寄せて言いたい台詞ふたつほど