[兵站戦線2673]

homefrontとは「銃後」という意味で、あえていえば「兵站」と云いましょうか。小島祝平氏曰く、川柳は正直に詠む。ええ恰好しよ、思うのは川柳やない。川柳のいのちは、真実(ほんま)や、ほんまのところにユーモアが出る。うそはあかん。短歌ブログ;http://ameblo.jp/oyajipoem 俳句ブログ;http://blog.livedoor.jp/kigai_bow/

ディテールのデフォルメ

削りだしまだ小さいと感じてる  削り出す対象は自分であり自分が向かう対象でありイメージである。滑稽とは何か。軽みとは何か。平句の面白さとは何か。川柳は一行詩にはなれないのか。

ストーリーよりもディテールのデフォルメに中心点を合わせよう。細部の意識的変形とはどのような展開となるのだろうか。

 

骨残る焼き場の燠で餅を焼く

信念の葱二本差し焼いている

女郎蜘蛛しっかい宿に糸もつれ

蓑虫に成れず裸のままでいる

馴らされて腹の薬で腰治る

とびこんで野となれ山の魔法陣

明けてから鏡まともに見ていない

寒鰤の刺身の妻にいただいて

新型が火を継いでいるやせ我慢

原発を認めぬ県の電気代

 

 

 

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