音がして窓の下から雀の子
留年に遊ぶでもなく山に入る
大阪と長崎の町四十年
酒抜けば家との別れ子は離散
音がして窓の下から雀の子
天頂は開いておるのに雨の声
頓堀の灯に馴れ初めの鴎居て
顎と頤ふたつそろって食い喋る
重ね十うちわがほしい汗が出る
知らぬ道はいればそこに旅ごころ
さあここで鳴いたら日本一の亀
留年に遊ぶでもなく山に入る
大阪と長崎の町四十年
酒抜けば家との別れ子は離散
音がして窓の下から雀の子
天頂は開いておるのに雨の声
頓堀の灯に馴れ初めの鴎居て
顎と頤ふたつそろって食い喋る
重ね十うちわがほしい汗が出る
知らぬ道はいればそこに旅ごころ
さあここで鳴いたら日本一の亀