心に線を曳けばよい
透明の野分のごとく山揺らす
銀漢に途中下車する魂として
詩の芽吹き十七音を矛に削ぐ
地図にない線路を走る無蓋貨車
一輌の無蓋貨車には花野積む
蟋蟀が呻く野原は動く貨車
大銀河光の曲がる軋み音
老人と心に線を曳けばよい
おまけでも人生の波まだ続く
白い紙まだひとことも書いてない
人生のてにをはよりも句読点
女子車両面白がって乗りたがる
草の名がうたの名になり成り上がる
透明の野分のごとく山揺らす
銀漢に途中下車する魂として
詩の芽吹き十七音を矛に削ぐ
地図にない線路を走る無蓋貨車
一輌の無蓋貨車には花野積む
蟋蟀が呻く野原は動く貨車
大銀河光の曲がる軋み音
老人と心に線を曳けばよい
おまけでも人生の波まだ続く
白い紙まだひとことも書いてない
人生のてにをはよりも句読点
女子車両面白がって乗りたがる
草の名がうたの名になり成り上がる