[兵站戦線2673]

homefrontとは「銃後」という意味で、あえていえば「兵站」と云いましょうか。小島祝平氏曰く、川柳は正直に詠む。ええ恰好しよ、思うのは川柳やない。川柳のいのちは、真実(ほんま)や、ほんまのところにユーモアが出る。うそはあかん。短歌ブログ;http://ameblo.jp/oyajipoem 俳句ブログ;http://blog.livedoor.jp/kigai_bow/

心に線を曳けばよい

透明の野分のごとく山揺らす

銀漢に途中下車する魂として

詩の芽吹き十七音を矛に削ぐ

地図にない線路を走る無蓋貨車

一輌の無蓋貨車には花野積む

蟋蟀が呻く野原は動く貨車

大銀河光の曲がる軋み音

老人と心に線を曳けばよい

おまけでも人生の波まだ続く

白い紙まだひとことも書いてない

人生のてにをはよりも句読点

女子車両面白がって乗りたがる

草の名がうたの名になり成り上がる

 

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