[兵站戦線2673]

homefrontとは「銃後」という意味で、あえていえば「兵站」と云いましょうか。小島祝平氏曰く、川柳は正直に詠む。ええ恰好しよ、思うのは川柳やない。川柳のいのちは、真実(ほんま)や、ほんまのところにユーモアが出る。うそはあかん。短歌ブログ;http://ameblo.jp/oyajipoem 俳句ブログ;http://blog.livedoor.jp/kigai_bow/

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

見せ場やと増税に克ち痛み分け

毒と知る酒に恋われて夢に酌む 川柳が褌締めて夜半の月 立ち食いのうどんが十円上がる春 穴住まい鼬の餌にもいいがかり 頓堀も替わってもうたこれでいい 知る土地も知らぬが仏異邦人 口締めて一円も出ぬ国庫金 ボーナスもやめて歳費を半分に 国会がやる気を…

酒呑みをやめても酒を恋うており

損得はあるや無しやの五十年 上向いて歩いて往こう能天気 江戸の世にありふれており二八蕎麦 五十から不承ぶしょうに歳を取り 固まりて百姓何の世話を焼く 吉日は廻り舞台の昼と夜 死暮れの身うしろすがたに横流れ 酒呑みをやめても酒を恋うており 退屈よ昨…

捨てられる昆布の中の普遍性

生きてるか己に声をかけてゐた あぢさゐの枯れてぞ今は駆ける夢 秋はらりひらり紅葉の空気音 幸せの見本が吠える新所帯 いつしか月のひかりの酒場酌み交わす いきものの月浮く角の先の先 見ず知らず人の頭に月は照る 横向きに立ち呑む酒は話好き さてなんじ…

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