私なる果実の味をよく知らぬ
私なる果実の味をよく知らぬ
ムジョウ駅降りて私を歩く影
喋繰りに興味はないが耳に憑く
おばはんのしゃべくる相手初対面
最近はいらっとすること少なくて
たましいの切り岸落下傘開く
文字を手で書く記憶から書けない字
書字までが緑内障の視野となる
絶壁の文字霧となり雨となる
妖しくも記憶の文字が欠けている
私なる果実の味をよく知らぬ
ムジョウ駅降りて私を歩く影
喋繰りに興味はないが耳に憑く
おばはんのしゃべくる相手初対面
最近はいらっとすること少なくて
たましいの切り岸落下傘開く
文字を手で書く記憶から書けない字
書字までが緑内障の視野となる
絶壁の文字霧となり雨となる
妖しくも記憶の文字が欠けている