[兵站戦線2673]

homefrontとは「銃後」という意味で、あえていえば「兵站」と云いましょうか。小島祝平氏曰く、川柳は正直に詠む。ええ恰好しよ、思うのは川柳やない。川柳のいのちは、真実(ほんま)や、ほんまのところにユーモアが出る。うそはあかん。短歌ブログ;http://ameblo.jp/oyajipoem 俳句ブログ;http://blog.livedoor.jp/kigai_bow/

修司歌にばらける文語その屍

気にかかる修司の短歌仮名遣い

現代のかな他人の真似しない

仮名遣い気分で変えることもある

「ゐる」と言い ひろげて「いたり」違和がある

修司歌にばらける文語その屍

過去帳をめくるみたいに初期歌篇

修司初期歌篇まさしく挽歌 己に向け

ビートルズいつしか空気的なもの

大学の歯科研究のモルモット

椅子に寝て一時間半 限界だ

材料にしてもいいとは言ってない

虫歯一本神経抜いて一か月

まだ処置に納得しないおんな医者

週二回終わればいつも時間外

抜いた日は黒い夜いま薄闇に

口のなかゴムテント張り何をする

入れ歯外せば文句ひとつも言えません

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