恋と云う言葉は素手に持っている
零下二度ひとふゆ一度あるやなし
冬めくもTシャツだけで窓のそば
寒くても滅多に雪の降らぬ土地
立冬の旗を立てたいかはやなぎ
酒ばかり酒に纏われ骨融ける
いつの日か別れか破滅酒なれば
わが足袋は酒と別れて朝を踏む
人に似る時の粒子の貫いて
夏冬も変わらん足の痺れよる
恋と云う言葉は素手に持っている
永遠の嘘など放かし飯を食う
闇うつつ青々と雨上がったよ
真ん中に命を据えて寒昴
零下二度ひとふゆ一度あるやなし
冬めくもTシャツだけで窓のそば
寒くても滅多に雪の降らぬ土地
立冬の旗を立てたいかはやなぎ
酒ばかり酒に纏われ骨融ける
いつの日か別れか破滅酒なれば
わが足袋は酒と別れて朝を踏む
人に似る時の粒子の貫いて
夏冬も変わらん足の痺れよる
恋と云う言葉は素手に持っている
永遠の嘘など放かし飯を食う
闇うつつ青々と雨上がったよ
真ん中に命を据えて寒昴