妻の居ぬ男となりて詩に目覚む
飲み込んでしまった小骨胃を突つく
仕舞いまで聞けよ街には放射能
脳みその放電やろか痛いこと
左目が先に見えなくなるだろう
どうしても思い出せない見えぬ者
足掻いても一日づつを脱いでゆく
飲む酒の理由を探す依存症
じくじくと入れ歯のはずが痛みだす
褪せていく色が溶け出す唄いだす
から壺のなかで溺れて癒えぬ癖
妻の居ぬ男となりて詩に目覚む
飲み込んでしまった小骨胃を突つく
仕舞いまで聞けよ街には放射能
脳みその放電やろか痛いこと
左目が先に見えなくなるだろう
どうしても思い出せない見えぬ者
足掻いても一日づつを脱いでゆく
飲む酒の理由を探す依存症
じくじくと入れ歯のはずが痛みだす
褪せていく色が溶け出す唄いだす
から壺のなかで溺れて癒えぬ癖
妻の居ぬ男となりて詩に目覚む