[兵站戦線2673]

homefrontとは「銃後」という意味で、あえていえば「兵站」と云いましょうか。小島祝平氏曰く、川柳は正直に詠む。ええ恰好しよ、思うのは川柳やない。川柳のいのちは、真実(ほんま)や、ほんまのところにユーモアが出る。うそはあかん。短歌ブログ;http://ameblo.jp/oyajipoem 俳句ブログ;http://blog.livedoor.jp/kigai_bow/

レールの跡のタール臭

ふつふつと躁の気分で帰り道

らんらんと鬱の気分が欲しくなる

少年に帰れるだろかあの日まで

暑くなく寒くもなくて汗が出る

廃駅のレールの跡のタール臭

逝った友指折ってまた会うべきや

くれぐれも何をするなと言わぬまま

オリーブの実は睾丸と記憶する

命日は虐殺された日と覚え

肋骨に先祖の夢がすきとおる

椎の実の夢は落ち葉の下にある

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